12月16日(金)に、肉加工研究班の生徒13名(3年生5名、2年生8名)に向けた酪農学園大学出張セミナーが開催されました。
講師としてお越しいただいたのは、農食環境学群 食と健康学類で肉製品製造学研究室を担当している前田尚之准教授。
今回のセミナーでは、肉製品とは少し視点を変えて、本校肉加工研究班で取り組んでいるエゾシカの”まるごと”活用でも課題となっている「エゾシカ脂のにおい」に着目した講義と実験を行っていただきました。
まずは、前田先生から油脂の構造や脂肪酸の種類、エゾシカ脂の特徴などについて講義をしていただきました。その中で、今回の実験でも使用した格子状防風林にも利用される「アカエゾマツ」の精油に含まれる成分などについても教わりました。
講義後は、加工室に移動しアカエゾマツに含まれる香気成分を実際に嗅いで確認。それぞれの成分がどんなにおいなのか体験しました。
その後、アカエゾマツの精油を添加したキャンドルを実際に試作し、マスキング効果について実験。完成後、においの確認を行いました。
実際ににおいをかいでみると、エゾシカの脂臭がアカエゾマツ精油によって軽減され、爽やかな森の香りがするキャンドルに仕上がりました。
キャンドルを固化させている間に、大学で取り組んでいるアカエゾマツに関する研究や大学の学びについても紹介していただき、有意義な学習となりました。
今後は、前田先生から教わった内容を活かして、マスキングに使用するアロマの種類や天下割合などについて研究を続けていく予定です。
2年生の皆さん、来年度に向けて頑張りましょう!
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